はじめは手探り状態
わたしが「LINEスタンプを創ろう!」と思った理由は、続けていた漫画制作をストップさせて、なにか代わりに絵を描くことを使った表現方法を探していたからです。
そしてもちろん、副業としてお金になるから。
はじめは、まったくの手探り状態でした。
なにしろ、スタンプ制作を開始する2017年の春まで、わたしはLINEを使ったことがありませんでした。
もし使っていたら、LINEスタンプに取りかかるのももっと早かったのではないかと思っています。
LINEというのは未知の世界であり、なにがどうなっているのかさっぱりわからなかったので、制作することを決めた後、まずはアマゾンで入門書を買って勉強することから始めました。
ちなみに買ったのは、あわゆき+森嶋良子著の「LINEスタンプ つくり方&売り方手帖 ~LINEクリエイターズマーケットの登録から販売&PRまで」 (玄光社MOOK)です。
この本には最初の頃本当にお世話になりました。
本を参考にしながらLINEアプリをダウンロードし、「LINE Creators Market」に登録するところからスタートしました。
制作のためのソフトも購入し(わたしが「CLIP STUDIO PAINT PRO」を使うようになった理由)、そのソフトも初めてだったので、付属のリファレンスブックで勉強して使い方を覚えました。
そうして、初めて作ったスタンプが「ふっくら小鳥の日常」です。
スタンプといえば「キャラクター」というイメージがあったので、まずはお試しという感じで、好きな小鳥をつかって静止画のスタンプを40個作ってみました。
世界を相手に販売できるということなので、海外の人が使うことも意識して、文字の入っていない、キャラクターのアドリブだけのスタンプです。
数が多いので、イラストのサイズをそろえたり、一つ直すと全部修正しなければならないなど大変でしたが、試行錯誤しながらコツコツ作りため、なんとか完成。
初めて「リクエスト」が「承認」され、「リリース」し、そして売れた時は「本当に売れるんだ!」と興奮しました!うれしかったです。
案ずるより産むがやすし。
あの時から2年経ちますが、なにもわからない手探り状態でも、とにかく行動に移してみてよかった、そう思っています。