リジェクトされる時
「リジェクト」というのは、LINEスタンプの審査で使われている言葉で、「却下する」「不合格にする」という意味です。
LINEスタンプを販売するためには、「LINE Creators Market」の「マイページ」にある「アイテム管理」に、スタンプを「新規登録」し、「表示情報」や「スタンプ画像」をすべてアップさせ、「リクエスト」ボタンを押して、審査をしてもらわなくてはなりません。
「リクエスト」をしたスタンプは、「アイテム管理」での「ステータス」が、まずは黄色のマークで「審査待ち」となります。
その後、「審査中」「審査処理中」などとなり、無事に審査に通ると、青のマークで「承認」と表示されます。
「承認」されると、「LINE Creators Market」から、連絡のメールが届き、「リリース」ボタンが押せるようになります。
「リリース」を押せば、スタンプの販売開始です!(「ステータス」は、緑のマークで「販売中」)
「リクエスト」から「承認」までの期間は、「リクエスト」したスタンプによってバラバラですが、早ければ即日、遅くとも1週間くらいで結果が出るように思います。
大事な試験を受けて結果を待っている状態ですから、「リクエスト」してからの待ち時間は辛いものがあり、審査が長引くと「はやく「承認」されて安心したい。。。」と、だんだん祈るような気持ちになっていきます。
ところで、スタンプが審査に通らず「リジェクト」(却下)されることがあります(「ステータス」は、赤のマークで「リジェクト」)。
この時もメールが届くのですが、ハッキリ言って、ショックです。
時間をかけて完成させた大切な作品が、日の目を見られないのかもしれないのですから、「えっ?なに?どこ?どこが悪かったの?!」と、あわてて「LINE Creators Market」の「メッセージセンター」に理由を確認しにいきます。
「リジェクト」されたスタンプは、「メッセージセンター」で、指摘された箇所を修正し、再度「リクエスト」して、審査に通れば、販売することができます。
じつは、わたしはこれまでに9回ほど「リジェクト」を経験しています。
ご参考までに、ここでざっと「リジェクト」の例を紹介してみましょう、少し長くなりますが、よろしければおつき合いください。
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対象:画像
5.1.当社または第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権などの知的財産権を侵害し、または使用されている素材がサードパーティの利用条件に違反しているもの
※赤十字マークおよび類似マーク(赤系統の色を使用した十字マーク)の使用は制限されております。
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初めて作ったスタンプ「ふっくら小鳥の日常」で、小鳥が救急箱を抱えている絵を描いたのですが、箱に赤の十字マークをつけたところ、却下されてしまいました。
対象の画像を他の絵にかえることで「リリース」できました。
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対象:画像
1.4.スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの
※類似した構図・ポーズのスタンプ
>該当多数
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これは「お守り」のスタンプでの「リジェクト」です。
同じ形のお守りで、色と文字を変えたものを作ったのですが、すべて却下されてしまいました。
このスタンプはボツにしてしまい、販売はしていません。
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対象:説明文
3.12.宗教への勧誘や啓蒙にあたるもの、宗教的要素の強いもの
「Buddha Statue」「仏像」の削除をお願いいたします。
対象:画像
3.12.宗教への勧誘や啓蒙にあたるもの、宗教的要素の強いもの
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初めての着せかえ「開運招福-日本の縁起物-」で、「プロフィール画像」に仏像を描いたところ、却下されてしまいました。
この画像を「福助」に変更して「リリース」しました。
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お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点より
販売国を限定していただく必要がございます。
お手数ではございますが、販売エリアにて「選択したエリアのみ」を選択し
インドネシアとタイを削除のうえ、再度リクエストをお願いいたします。
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「和菓子であいづちスタンプ」が「リジェクト」された時のもの。
「販売エリア」を変更して、「リリース」することができました。
どの画像が対象となったのかはわかりません。
store.line.me
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対象:日本語説明文
5.1.当社または第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権などの知的財産権を侵害し、または使用されている素材がサードパーティの利用条件に違反しているもの
「ゆるキャラ」を削除のうえ、再度リクエストをお願いいたします。
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丁髷雀(ちょんまげすずめ)の説明文に、「ゆるキャラ風」と書いたところ却下されてしまいました。
「ゆるキャラ」という言葉が、商標管理の対象となっているとは知りませんでした。
文章を書き直すことで、「リリース」することができました。
store.line.me
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対象:タグ
2.1.LINEが定めるフォーマットに合致しないもの
2.7.スタンプ画像と矛盾しているもの
> IMG02.06.08.12.16.17.18
タグの修正をお願いいたします。
また、お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点より
販売国を限定していただく必要がございます。
お手数ではございますが、販売エリアにて「選択したエリアのみ」を選択し
インドネシアを削除のうえ、再度リクエストをお願いいたします。
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「春の和風スタンプ」での「リジェクト」です。
「タグ」と「販売エリア」を修正しました。
どの画像がインドネシアでは不可なのかはわかりません。
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お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点から
販売国を25カ国に限定させていただきます。
アルゼンチン
オーストラリア
ベルギー
ブラジル
カナダ
デンマーク
イギリス
フィンランド
フランス
ドイツ
アイスランド
アイルランド
日本
ルクセンブルク
ニュージーランド
ノルウェー
ポルトガル
南アフリカ
スペイン
スウェーデン
台湾
タイ
オランダ
ウルグアイ
アメリカ合衆国
大変お手数をおかけいたしますが、販売エリアにて「選択したエリアで販売する」を選択し、
上記の25カ国にチェックのうえ、再度リクエストをお願いいたします。
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「夏の和風スタンプ」での「リジェクト」です。
「販売エリア」を修正して「リリース」しました。
どの画像が問題になるのかはわかりません。
日本的なものを扱ったスタンプなので、「日本独自の文化が、他の国では受け入れられないのかもしれないなあ?」などと、想像しています。
store.line.me
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お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点より
販売国を限定させていただきます。
お手数ではございますが、販売エリアにて「選択したエリアで販売する」を選択し
以下の国家のチェックをはずしたうえで、再度リクエストをお願いいたします。
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「小さな和鳥の冬スタンプ」で「リジェクト」です。
「販売エリア」を修正して「リリース」しました。
どの画像が問題になるのかはわかりません、「販売エリア」の「リジェクト」では、インドネシアでの不可が多いようです。
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お客さまに申請いただいたスタンプは、世界の異なる文化・習慣の観点から
販売国を25カ国に限定させていただきます。
アルゼンチン
オーストラリア
ベルギー
ブラジル
カナダ
デンマーク
イギリス
フィンランド
フランス
ドイツ
アイスランド
アイルランド
日本
ルクセンブルク
ニュージーランド
ノルウェー
ポルトガル
南アフリカ
スペイン
スウェーデン
台湾
タイ
オランダ
ウルグアイ
アメリカ合衆国
大変お手数をおかけいたしますが、販売エリアにて「選択したエリアで販売する」を選択し、
上記の25カ国にチェックのうえ、再度リクエストをお願いいたします。
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「冬暦〜二十四節気と七十二候〜」での「リジェクト」です。
「販売エリア」を修正して「リリース」しました。
どの画像が問題になるのかは、やはりわかりません。
以上となります。
「リジェクト」された時はあわてますが、指摘されたところを手直しし、再度「リクエスト」すれば大抵は「承認」されると思います。
また「リジェクト」の場合は、審査開始後すぐに連絡が来ることが多いです。
なので、最近のわたしはステータスが「審査中」の期間が何日か過ぎれば、時間がかかっても「これは「承認」されるな」と考えるようになりました。
結果が出るまで毎回ヤキモキさせられるLINEスタンプの審査ですが、「承認」は何回経験しても嬉しいです♪
アニメーションスタンプの重さは300KBまで!
LINEスタンプのサイズには1個あたり1MB以下という制限があります。
アニメーションスタンプだと、1個あたり300KB以下となります。
このサイズを超えてしまうと、アップロードした時にエラーが出てしまい、スタンプ画像をアップすることができません。
わたしが普段作っているのはアニメーションスタンプですが、「CLIP STUDIO PAINT PRO」でスタンプを完成させ、LINEスタンプの形式である、APNGアニメーションとして書き出した場合、イラストの作風にもよるのでしょうが、大抵は300KBを超えずに収まってくれています。
なので、制作中に画像の重さを気にかけることはほとんどないのですが、ごくたま〜に、300KBを超えてしまうことがあり、「えっ?!」となって、あわてます。
すでに作品は完成してしまっていることが多く、そこからなんとかサイズを落とさなくてはなりません。
サイズが重たくなってしまう原因としては、背景の描き込みすぎや、グラデーションなどによってイラストの色数がとても多くなってしまっていたり、アニメに複雑な動きをつけすぎてしまった、などがあげられます。
たとえば、先日リリースした「冬暦〜二十四節気と七十二候〜」の鮭のアニメなのですが、初めは魚が次々と画面を横切っていくという動きをつけ、苦労の甲斐もあって非常に満足していました。
ところが、いざアニメとして書き出してみると400KBを余裕で超えてしまいました。
なんとかしようとしばらく奮闘したのですが、どうしても無理だったので、泣く泣くあきらめて、現在のモノに作り直しました。
ちなみに作り直したアニメはこれになります、魚の色を細かく塗りすぎたのが原因だったのかな?
こんな風に、せっかく完成したものを一から作り直すのは、非常に残念ですし、ナカナカ面倒なことなので、細かい絵を使ったアニメを作る場合は、試しに途中で書き出してみて、どれくらいのサイズになるのか確認してみることをオススメします。
ところで、ネットには便利なツールがいろいろとあって、その中でPNGの画像サイズを小さくできる「TinyPNG」というサイトはとても便利で、頼りになります。
わたしは以前、着せ替えの「トークルーム画像」のサイズがガイドラインを超えてしまい、困ったことがあるのですが、このサイトを利用して画像をサイズダウンして、無事にアップできました。
例えばこの画像は137.5KBあります。
これを「TinyPNG」にドロップすると。。。
-74%となり、36.2KBになりました。
このように、サイズダウンした画像を、もとの画像と比べてみても、ほとんど遜色がありません。
LINEの「ガイドライン」という縛りの中で、できるだけ満足のいくものを創ること。
わたしにとっては、それがスタンプ作りの面白さでもあります。
こうした失敗や妥協を何度か経験したことによって、アニメーションスタンプの「ちょうどいい表現」というものが、少しずつわかってきたような気もします。
スタンプ画像は一度「リリース」すると修正できない
LINEスタンプの画像は、一度「リリース」すると修正ができません。
タイトルや紹介文などの「文章」は「LINE Creators Market」の「マイページ」からアイテムの「表示情報」を「編集」し、バージョンアップをすれば直せるのですが、画像を修正したい場合は、まったく別のスタンプとして、もう一度新しく登録しなおす必要があります。
そして、「リリース」していた修正前のスタンプは「販売停止」にしてしまいます。
そのため、修正前のスタンプをすでに購入してくださっていたお客様には、修正後のスタンプを使ってもらうことはできず(修正したものを新たに買って頂かなくてはならない)、もしか、他の方にスタンプを紹介してアドレスを伝えてくださるような嬉しいこと!があっても、そのアドレスから購入して頂くことはできません。
ですから、「リリース」前の画像のチェックには、ものすごく注意が必要です。
それがわかっているにもかかわらず、わたしはこれまで3つのスタンプを「販売停止」にして修正し、再リリースしてしまっています。
「リリース」する際には、それはもう、くどいほど何度も見直し、「本当にこれで完璧!」と自信を持って「リリース」します。
なのに、なぜか時間が経つと、「もっとこうすればよかった」とか、「ここがおかしいから直したい!」とかが出てくることがあり、そうなるともう、見る度に気になって気になって仕方がなく、「ええい、納得のいかないものをこのままずっと販売するよりは!」と、なかばヤケクソになって作り直しを決意してしまいます。
これはもう、本当に「臍を噬む」ような残念な出来事で、修正が終わって再リリースする度に、「もう二度とやりたくない。。。」とかなり凹むのですが、絵というものは、いつの間にか少しずつ進歩していくものなので、その時気がつかないのは仕方がないことなのかもしれません。
ご迷惑をおかけしたお客様には、本当に申し訳ございません。
LINEスタンプを作る側としては、文章と同じように、後からスタンプの画像を修正をし、バージョンアップによって引き続き販売できるシステムを、なんとしても導入して欲しいところですが。。。おそらくいろいろな理由で難しいのでしょうね。
漫画を購入して下さった方へ
突然ですが「パブー」で漫画を購入してくださった方、本当に本当にありがとうございますm(_ _)m
しかしながら、現在「月影流離譚」の制作が休止状態となっております。
漫画の制作は非常に時間を取られるのですが、収入にはならず、まず生活のことを考えることにしたため、一旦筆を収めることにしました。
ネームの方はすべて完成しているので、いつか、続きを描ければと思ってはいるのですが。。。申し訳ありません。
自分だけのマスコットキャラクター
「自分だけのマスコットキャラクターが欲しい」
と、ずっと思っていました。
自分の分身のような。。。そのキャラクターを見れば、一目で誰なのかがわかるような。。。
そんな、自分自身の看板的なキャラクターが一つあればいいのになぁ、と。
LINEスタンプの世界は、世界中のクリエイターたちが作る、個性豊かなキャラクターで溢れかえっています。
わたしも、なんとか自分らしいキャラクターを形にしようと、アイデアをイロイロと考えました。
巷では猫がもてはやされているようですが、わたしは動物の中では鳥が一番好きです。
そこで、「小鳥を使った可愛らしいキャラクターを一つモノにしてみよう!」と、決心し、一番初めにこしらえたのが、髷を結ったスズメが着物を着ている「丁髷雀(ちょんまげすずめ)」です。
これは、まったく全っ然売れませんでした(笑)
どうして売れないのかを考えました。
人の意見も参考にし、その結果、どうやら特徴のありすぎる「濃い」キャラクターよりも、なるべくクセのない、誰もがとっつきやすい、「普遍的」なものの方が、好まれるのではないかという結論に達しました。
そして、動きはおなじままで、キャラクターの小鳥をなるべくシンプルに、ただの「小鳥」として描き変えたものが「小さな和鳥スタンプ」です。
「和鳥」というのは、カナリヤやインコなど、外国産の「洋鳥」に対し、日本産の鳥を指す言葉で、「和もの」に凝っているわたしは、どうしても「日本の野鳥」にこだわりました。
このスタンプは、ものすごく、というほどではありませんが売れました。
おなじ動きの「丁髷雀(ちょんまげすずめ)」が、未だに売れてないのですから、キャラクターをシンプル路線に変更した、わたしの読みは当たっていたと言っていいのかもしれません。
しかし、わたしはこの「小さな和鳥」に満足していませんでした。
表現したかった小鳥は、静止画スタンプとして一番最初に描いた「ふっくら小鳥の日常」の小鳥みたいに、もっとこう、羽根の感じがフサフサしていて、丸っこい感じの鳥だったのです。
ペンで描いた線を、アニメーションさせるために「ベクター」化すると、線自体はキレイなのですが、なんとなくツルツルした感じになってしまい、手描きのふわふわ感を出すのには手間がかかります。
そこをあきらめずに、なんとかイメージに近づけようとがんばりました。
そして完成したのが、小鳥キャラクターの第三弾「小さな和鳥の日常スタンプ」です。
リリース後に修正箇所が見つかったので、「リメイク版」となりました。
今朝リリースしたばかりです、どうなるかな?
アニメーションスタンプはベクター画像が作りやすい
わたしはペン画を描くことが好きなので、スタンプを作る際にも、まず、紙に鉛筆で下書きをし、それをトレース台でトレースしながら、漫画用の原稿用紙にGペンとインクでペン入れをし、スキャナーでパソコンに取り込んで作っています。
今の時代、タブレットを使えば、パソコンの中にダイレクトに絵を描くこともできるのですが、試してみたところどうにも使いづらく「わたしには向いてないのかな?」と、早々にあきらめてしまいました。
スキャナーで線画を取り込むと、その線画は「ラスタ形式」(pixelによる画像形式)の画像となります。
しかし、画像をアニメーションさせようとすると、「ラスタ形式」よりも「ベクタ形式」(画像を数値化して表現した形式)の方が、断然動かしやすくてオススメです。
ベクターによる画像は、伸縮自在で、サイズを変えても劣化しない上に、ポインターをつかんで自由に線を動かせるので、アニメーションのために、少しずつ違う絵を用意する際、とても扱いやすいのです。
そんなわけで、わたしがアニメーションスタンプを作る際には、まず、パソコンに取り込んだイラストを「CLIP STUDIO PAINT PRO」で立ち上げた後、「ラスタ形式」から「ベクタ形式」に画像を変換することからはじまります。
手順としては
線を取り出しやすいように、「色調補正」→「明るさ・コントラスト」でコントラストに30くらいの値をいれて、白と黒をハッキリさせる。
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「編集」→「輝度を透明度に変換」で、線画の背景を透明化し、線だけを取り出す。
↓
その線を、「レイヤーの変換」で種類を「ラスターレイヤー」から「ベクターレイヤー」に変え、OKを押して変換する、という流れになります。
ただ、ベクターに変換すると、どうしても、多少は線がくずれます。
折り重なったポイントの中から、いらないものを削除し、アンチエイリアスもかけて、ガタガタになってしまった線を、再びなめらかな線になるように整え、きれいな線画に仕上げていく作業が必要です。
一度ベクター化さえしてしまえば、あとは思いのまま。
画像の劣化を気にせずに、作業を進めることができるので、何度もやり直ししながら自分の納得のいく動きをつけていくことができます。
得意なテーマを一つ決める
わたしのLINEスタンプは「和風」を題材にしたものが多いです。
理由はもちろん、日本的なものが好きだということもありますが、手もとに絵を描くための資料がたくさんあるという、現実的な状況があります。
およそ6年に渡る、自サイトでの漫画連載の間、わたしは漫画の世界観を表現するために、江戸時代や日本的なものを扱った本の中から「これだ!」と思うものを見つけては、資料として買い込んでいました。
目的が絵を描くためだったので、参考になる画像をたくさん扱ったムック本が多いのですが、改めてザっと数えたところ、50冊近くはあるようです。
小説などを加えると、もっとたくさんになります。
この、集めたたくさんの資料を利用しない手はないと考えたことと、自分らしいカラーを一つ決めるために、スタンプを作るのなら「和もの」でやってみようと決めました。
人によるのかもしれませんが、なにかを作る際には、自分が得意なテーマを一つ決めておいた方が、それをよすがとして作りやすいように思います。
わたしの場合、和風なものを載せた資料をたくさん持ち、長い間慣れ親しんできたので、和ものを扱うことが得意です。
スタンプを作る際にも、和風なアイデアを浮かべやすく、完成した際のイメージもつかみやすいようです。
しかしながら、もともとは西洋ファンタジーも好きだったので、新しく作りたいスタンプのネタを考えた際、和ものでは収まりきらず、最近は「空間小人」や「シュールな日常スタンプ」など、和にこだわらない作品も作るようになりました。
あまり窮屈にこだわりすぎず、どうしても作りたいものは作った方が楽しいですが、和ものとは世界をわけて考えています。
現在は小鳥のキャラクターものに再チャレンジ中で、これも日本の野鳥です。
自分のキャラクターに動作をつけるのはとても面白い作業です♪